インタビュアー[右写真] : 松田直子/フリーレポーター
(福井県の民放番組等で活躍中)
取材: 2009.10.14 ホーコーズ様社内にて
(福井県の民放番組等で活躍中)
取材: 2009.10.14 ホーコーズ様社内にて
ーー 株式会社ホーコーズについて教えてください。
番場 「地図、図面、文書のトータルクリエイター」として、1973年(昭和48年)に設立、今では【デジタルマッピング事業】(※地図印刷、デジタル地図製作GIS(地図情報システム)関連業務“MAPNAVI”販売/電子ファイリングシステム/図面トレース等)【DTP事業部】(※デザイン・企画/各種印刷/データ入出力サービス/大型出力サービス/後加工サービス)【デジタルサービス事業部】(※大判カラーコピー/青写真/各種製本/軽印刷)等でお客様にサービスをご提供させて頂いております。
ーー 設立当初から幅広く事業、サービスを行われていたのですか?
番場 最初は「図面加工業」からはじまりました。主に官公庁様、建設業の方にご利用していただいておりました。
ーー 「図面加工業」というのは一体どういう内容なのでしょうか?
番場 図面の加工には、作成や複写(コピー)、製本といった種類があります。
また、元となる原稿も最近ではCADデータが主流ですが従来の紙原稿もあれば、マイラー・トレーシングペーパーといった第二原図、古い製本からの複写・製本などお客様の状況によっていろんな加工方法があります。それらの多様な図面のニーズにこたえれるのが、弊社の「図面加工業」になります。
また、元となる原稿も最近ではCADデータが主流ですが従来の紙原稿もあれば、マイラー・トレーシングペーパーといった第二原図、古い製本からの複写・製本などお客様の状況によっていろんな加工方法があります。それらの多様な図面のニーズにこたえれるのが、弊社の「図面加工業」になります。
ーー 「図面」だけでも精度が求められると思いますが、それ以上に求められることも多かったのですね。
番場 はい。しかしながら、お客様のご要望を真剣に、しっかりとお応えさせていただいたおかげで、信頼を頂き、さらに新しいご注文を頂けるということができておりました。
実は、当時から官公庁様への訪問が多かったのですが、皆様から
「印刷はできないの?」
「地図は作れないの?」
と多くのご要望を受け、当社でもお応えするべく事業を展開してまいりました。おかげさまで現在では地図製作、印刷に関して福井県ではトップシェアとなりました。
実は、当時から官公庁様への訪問が多かったのですが、皆様から
「印刷はできないの?」
「地図は作れないの?」
と多くのご要望を受け、当社でもお応えするべく事業を展開してまいりました。おかげさまで現在では地図製作、印刷に関して福井県ではトップシェアとなりました。
ーー 長年お客様のニーズに応え愛され続けてきたホーコーズ様。こだわりを教えてください。
番場 やはり「お客様を笑顔にさせるサービス、品質を第一に」ということです。例えば地図の場合、正確な情報が求められますが、当社はお客様がコピーされて使うシーンの事も想定しております。コピー機にもよりますが、地図にある等高線等がコピーされた後、見えにくくなっては意味がありません。実際に使用されるお客様の立場になり、製品化するということが大事だと考えております。
また、「スピード対応、納期順守」ということです。当然のことですが、設立以来お客様に愛され続けている理由は当社が最大限の努力をしてきたからだと確信しております。
また、「スピード対応、納期順守」ということです。当然のことですが、設立以来お客様に愛され続けている理由は当社が最大限の努力をしてきたからだと確信しております。
さわやかな笑顔でひとつひとつ丁寧にそして真剣に回答される番場専務。柔和な表情の中で時折垣間見える真剣なまなざしは、おそらくこれまでのビジネスシーンでもお客様を喜ばせたいという強い信念が伝わっていたのではないでしょうか。
ーー どうして包装紙を作られたのですか?
番場 以前から使用していた包装紙のデザインを一新しようと思ったのがきっかけです。
ーー どのような包装紙を作られたのですか?
番場 以前は当社のロゴだけをシンプルに表現していたのですが、今回改めて当社の特徴である「地図」をデザインに採用しました。他ではあまり用いないデザインですし、当社の事業を代表するものでもありますから。
おかげさまでお客さまからも好評を頂いております。
※下の画像が今回作製されたホーコーズさんの包装紙です。
おかげさまでお客さまからも好評を頂いております。
※下の画像が今回作製されたホーコーズさんの包装紙です。
ーー 最初から包装紙印刷.comで依頼されようと思ったのですか?
番場 はい。やはりお客様にご依頼いただいた大切な商品を包むものですし、当社のイメージカラーをしっかり特色で印刷してもらいたかったので、最初から決めていました。特色の技術はやはり素晴らしい物がありますしね。
ーー 包装紙印刷.comの特色の技術を知ったきっかけは?
番場 実は包装紙を依頼する以前に、お取引させていただいたことがありまして。当社ではオンデマンドで印刷を承っておりますが、たまに一般印刷物のご注文を頂くことがあります。その中でも特に厚紙と呼ばれる厚さのある紙に印刷加工を依頼されたことがありました。当時価格面だけで他社に依頼したことがあったのですが、納品されて驚きました。
ーー どう驚かれたのですか?
番場 仕上がりの色が明らかに違っていたのです。これでは納品できない!と依頼先に理由を尋ねても、明確な理由もでてこなくて、むしろ言い訳ばかり述べられて・・・。こちらとしては「なぜそうなったのか?」「どうしてもそうなるのか?」ということを専門家から見た意見を聞きたかったのですが、曖昧な回答ですごく残念な思いをした経験があります。
ーー それで包装紙印刷.com(ナカオ印刷)へご相談されたのですか?
番場 はい。同じ案件を見積もり依頼していたのですが、価格が先ほどの会社よりも少し高かったので、正式依頼しなかった経緯もあって、言いづらかったのですが・・・。中尾社長は気持ちよく請け負ってくれました。さらに他社の仕上げた製品がなぜ色を出せなかったまでズバリ見抜いてくれたのです。
ーー どういったことを見抜いてくれたのですか?
番場 ごめんなさい。それは言えません(笑)そこがナカオ印刷さんが長年お客様に信頼されている部分だと思いますし、言うだけでなくしっかりとお客様の求める色を表現できる技術があればこそ言える内容ですから。多分ナカオ印刷さんにご注文されるお客様は商品はもちろん、特色の技術についてもいろいろ教えてもらえるからお願いされているのではないでしょうか。前述の案件も私が求めていた色を表現していただいて、すごく助かりました。価格だけで選んでは駄目ですね(笑)
ーー 印刷のプロが選ぶ印刷会社のポイントを教えてください。
番場 簡単に言うと
【1】 見積もり依頼時や質問をした際の対応の早さ
【2】 印刷技術
ですね。特に【2】の印刷技術ですが、特色印刷の場合本当に精度が求められると思います。お客様からお預かりしたデータや色見本等を参考に限りなく希望の色に近付けるというのは職人の世界ですから。
カラー4色印刷は作製したデータや、設備によってほとんど決まってくるものですが、特色はその色を出すために特別にインキをつくりますので、人の技術によるところが大きいと思います。ナカオ印刷さんでは一度作ったインキを専用倉庫に保管されているとか。次回注文時に同じ色を再現する上でも非常に重要ですし、なによりお客様が一番喜ばれるのではないでしょうか。
また、上記の条件に価格面はいれておりません。もちろんコストを抑えられることも大切なのですが、それ以上に品質を重要視しております。「安いから」といって安易に特色印刷を依頼してしまうと、先ほどのようなケースになる可能性が非常に高くなると思います。
【1】 見積もり依頼時や質問をした際の対応の早さ
【2】 印刷技術
ですね。特に【2】の印刷技術ですが、特色印刷の場合本当に精度が求められると思います。お客様からお預かりしたデータや色見本等を参考に限りなく希望の色に近付けるというのは職人の世界ですから。
カラー4色印刷は作製したデータや、設備によってほとんど決まってくるものですが、特色はその色を出すために特別にインキをつくりますので、人の技術によるところが大きいと思います。ナカオ印刷さんでは一度作ったインキを専用倉庫に保管されているとか。次回注文時に同じ色を再現する上でも非常に重要ですし、なによりお客様が一番喜ばれるのではないでしょうか。
また、上記の条件に価格面はいれておりません。もちろんコストを抑えられることも大切なのですが、それ以上に品質を重要視しております。「安いから」といって安易に特色印刷を依頼してしまうと、先ほどのようなケースになる可能性が非常に高くなると思います。
ーー 中尾社長の印象は?
番場 後で知ったことなんですが、二人の境遇がものすごく似ているんです。同じで、経営者、二代目であるとか。印刷技術を学んだのも同じ大阪で、親近感があります。同じ境遇の者同士わかりあえる部分がたくさんあります。それと飾らないし、裏が無いんですよね。本音が話せるから安心感にもつながっています。この人であれば良い物ができあがってくると。
ーー 今後の期待(ナカオ印刷へのメッセージ
番場 同じ境遇で、印刷業界にいることもあるので、お互いの強みを活かして何か作れたらいいなと思います。お互いで刺激を与えながら切磋琢磨するような。
妥協を許さない二人が考えるビジネスモデルは必ずお客様に喜んでもらえるのではないでしょうか(笑)
妥協を許さない二人が考えるビジネスモデルは必ずお客様に喜んでもらえるのではないでしょうか(笑)
洗練されたホーコーズ社内で将来のビジョンを語るお二人。
ーー 最後に、株式会社ホーコーズさんの今後の抱負を教えてください。
番場 「一つの窓口からトータルサプライを行う」をモットーに、地域の皆さんにもっと身近に「ビジネスコンビニ」としてご利用していただきたいですね。当社に来ていただくとわかるように、受付から始まってワンフロアで当社のサービス全てを行えるようにしております。印刷や看板、横断幕などがこんなに手軽にできるんだということをもっともっと実感して欲しいです。都市部にしか無いようなプリントサービスをこの福井でも浸透させたいです。
それと、今後は長年培った知識と経験を生かして地図を使ったインターネット媒体を作りたいですね。単純に「この場所はここにある」という案内だけでなく、「この場所でこういう災害(現象)が起きたら○○へ誘導する・・」というような地図の座標を最大限に活かしたサービスで様々なシーンでお役に立ちたいです。現在開発中ですので、期待して待っていてください。
それと、今後は長年培った知識と経験を生かして地図を使ったインターネット媒体を作りたいですね。単純に「この場所はここにある」という案内だけでなく、「この場所でこういう災害(現象)が起きたら○○へ誘導する・・」というような地図の座標を最大限に活かしたサービスで様々なシーンでお役に立ちたいです。現在開発中ですので、期待して待っていてください。
ーー 株式会社ホーコーズ様、本日はお忙しい中貴重なお話ありがとうございました。
2009年4月に新社屋に移転され、ますます「デジタルサービスのマルチプルなコンビニ」としてサービスを展開していく株式会社ホーコーズさん。最近では横断幕や等身大パネル作製サービスで、国内で最大手の広告代理店様を始め、全国のテレビ局、個人の方まで幅広くご注文を頂いているそうです。
社名:株式会社ホーコーズ
業種:デジタルマッピング事業/DTP事業/デジタルサービス事業
業種:デジタルマッピング事業/DTP事業/デジタルサービス事業